モデル事業名 大村湾におけるアナアオサの回収、有効利用と環境学習
2 分類 NPO支援重点化枠
3 事業実施主体名

特定非営利活動法人 長崎海洋環境研究会

4 事業概要

大村湾に異常発生するアナアオサによる漁業被害、水質悪化を防ぐ目的で回収を行うと共に、肥料(堆肥・液肥)、鶏の飼料、養殖魚の餌料などに有効利用する事業に取り組む。 また、地域住民に大村湾の現状を知ってもらい、応援団となってもらうための環境学習も併せて行う。

5 事業内容

大村湾は魚の宝庫と言われるほど魚種は豊富であり、この魚たちの産卵場でもあるが、生活排水や農薬などが湾内に排出されており、このままの状態が続けば大村湾は死の海となる可能性がある。 このような現状を打開し、環境保全を図ることを目的として活動を推進 するするとともに、未利用海洋資源であるアナアオサの商品化に向け、産・学・官の連携で取り組む。 特に、大村湾沿岸市町の行政機関および大学の協力を得て、全国的にまだ成功を収めていないアナアオサの商品化が実現すれば、アナアオサの処理に苦しんでいる他の自治体の指標となる可能性が大きい。 また、アナアオサの商品化により、漁業者の経済的負荷の軽減、農業者への安価で高機能な肥料提供や、養鶏業者への高価な輸入飼料に変わる飼料の提供、さらに魚の養殖業者への餌料提供など、貢献は非常に大きいものと考えられる。 更に、海藻の持つ機能性は、すでに各方面から期待されており、フコイダンを含む機能性食品や加工食品の開発が図られていることから、今後とも継続して取り組んでいく。  しかし、商品化はあくまでも結果論であり、関係する漁業者や地域住民などの当事者が環境改善の意識を持たねばならない。そのためには、より多くの人への意識付けが必要で、広報活動、環境学習へも力を入れて取り組む。

6

マルチステークホルダー

の体制及び取組予定

特定非営利活動法人 長崎海洋環境研究会

長崎県環境政策課

長崎総合科学大学

大村湾をきれいにする会

商品テスト業者(大村若雌有限会社 等)

7 支援額/全体事業費 7,961千円 /  7,961 千円
8 事業期間 西暦2011年10月~2013年03月頃
9  スケジュール

2310

・肥料の製造、販売促進支援(通年)

  アナアオサ入り肥料の製造(20トン)、販売を支援する。

・鶏飼料の製造、販売促進支援

  鶏飼料用粉末素材の製造(20トン)、販売を支援する。

・新聞広告 -NPO活動の広報・広告ー

  NPO活動の現状を広報して広く理解を得ることと同時に、賛同者の参加を求め活動の輪を拡大する。

・パンフレット、チラシの作成 -NPO活動の広報・広告ー

  広報活動の強化を図るためのツールとして、パンフレット、チラシを活用する。

・諌早エコフェスタへの参加

  大村湾環境ネットワークの会員として参加し、広報活動をおこなう。

 

■2311

・鶏飼料の製造、販売促進支援(通年)

  10月に引き続き鶏飼料の製造、販売の支援を行う。

・環境学習 -津水湾の現状と浄化対策効果の観察ー

  津水湾の底質(ヘドロ)の状況と7月(1回目)に散布した水酸化マグネシウムの効果として底生生物を観察する。

  40名の小学生を対象に、陸上で出前講座を行い、続いて海上から船で観察、最後に報告会を行う。

 

24年 3月

・カキ殻の収集 -河川の浄化活動ー

  津水湾に流入する河川の洗浄のため、カキ殻を河川に設置するので、そのためのカキ殻を回収し集約する。

・八代市立宮地小学校の視察

  環境学習会と「カキ殻による河川浄化大作戦」を実施している宮地小学校の活動状況を参考とするために視察し、アドバイスを受ける。

 

24年5月

・肥料の販売促進支援(通年)

  23年度に続きアナアオサ入り肥料(30トン)の販売促進を支援する。

・鶏飼料の販売促進支援(通年)

  23年度に続き鶏飼料用粉末素材(4トン)の販売促進を支援する。

・環境学習 -津水湾の現状と上下対策効果の視察ー

  23年10月(2回目)に散布する水酸化マグネシウム効果として底生生物を観察する。

  40名の小学生を対象に、陸上で出前講座を行い、続いて海上から船で視察、最後に報告会を行う。

・カキ殻による河川の洗浄活動

  諌早市の小学生、父兄などにより河川に約1トンのカキ殻を設置して、河川の浄化を図る。出前講座を行い目的などの説明を行う。カキ殻設置前の現状視察を行う。

 

24

・環境学習 -彼杵小学校「わたくしたちの川と海」-

  水質調査、生物観察で環境問題を学ぶ

 

24年 8月

・魚餌料の調査研究

  研究開発を行っている大学を訪問し協議する

 

24年 9月

・環境学習 -彼杵小学校「わたくしたちの川と海」-

  海岸での生き物を観察して、河川浄化の大切さを学ぶ


2410

・環境エコフェスタへの参加

  大村湾環境ネットワークの会員として参加し、広報活動を行う

 

2411

・環境学習 -津水湾の現状と浄化対策効果の視察ー

  24年5月(3回目)に散布する水酸化マグネシウムの効果として底生生物を観察する。

  40名の小学生を対象に、陸上での出前講座を行い、続いて海上から船で視察、最後に報告会を行う。

・カキ殻による河川の浄化視察

  5月に設置したカキ殻の効果を検証するため、水質・生物観察を行う。